バンカラ街のるつぼ

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SAEで経験したバグ

SAEもだいぶ古いツールなので結構バグはありますが僕が経験したバグをなるべく起きた状況、操作付きで紹介します

バグだと勘違いされやすい点

・新しいスプライトを追加したら勝手にパレットがついた/変色した
これは「256色以上のスプライトを減色せずに入れると自動で先頭のパレットと共有する」SAEの機能です。この時単純にパレットを上書きするだけでなく「似た色をちゃんとパレットごとに割り振る」ということをしてくれるので使いこなせば簡単にパレット整理ができます。

・パレットをダブルクリックしたら変な色が挿入された
SAEのパレット編集機能のひとつです。パレットの範囲選択をしておいて他のスプライトなどをダブルクリックするとカーソルの位置を先頭に範囲選択した部分がペーストされます。デフォだとパレット全体になってたり1色だけになったりします。

・sndを編集していたら波形に変な赤線/青い範囲選択がついた
これはsnd編集機能のひとつ、波形選択です。(不完全なので多分実装されてません)

ASDを調整する時に出ていたスライダーが出なくなった/調整してもプレビューに反映されなくなった
スプライトプレビュー枠の下にあるボタンにカーソルを合わせてみてください。「ASDスライダ」「エフェクトシミュレート」という機能です。
これが有効になっていないとそれは出てきません。(デフォで出てくれてもいいような気がするが)

SFFファイル部門

sffの9000,0番を登録せずに0,0を共有しようとすると奇妙なパレットが共有されて色化けします(元画像のパレットもおじゃんになるので絶対にこの状態で保存しないこと)

・新規作成でsffを空にした状態で何らかの画像を
他のsffからコピー→新規作成sffにペースト するとSAEが落ちることがあります

・たまに保存段階で「手を加えるとSAEが強制終了する呪いのスプライトグループ」が生成されます(255色のスプライトだと起こりやすいようですがそもそもの発生確率が稀です)

容量の大きい画像ファイルをsffに入れて保存するとたまに「MUGEN上のステコンであるDisplaytoclipboardが無効化されるバグ」が発生します、現状1度しか経験したことがありませんが恐らく他のステートコントローラーが無効化されるケースもあります。
また、そもそも読み込めないケースもあります。

sff編集画面のスプライト編集ツールを選択する際、ボタンを押してツールを切り替えようとすると稀に「2つ以上のツールが選択された状態」になります。(実際に使えるのは後から選択したツールのみです)
長時間SAEを起動していると起こりやすくなるようです。

・スプライト編集ツールの「範囲選択」でスプライトを切り抜いてコピーした状態のまま他のスプライトに切り替えると表示がバグります(ただし表示のみで実際のファイルには何の破損もありません)

sffのスプライトを右クリックしてリサイズを押すと稀に「○○.sffを保存しますか?」の確認画面が出ます。キャンセルを押しても特に破損などは起こりませんが大抵これが出る時は「長時間SAEを起動している」の範囲内なので後から保存して一旦閉じた方がいいです。

・右クリックメニューで余白追加を行う際、OKを押すと強制終了することがあります。(キャンセルをすると回避出来る場合がありますが再度やっても同じなので詰みです。大人しくアプリを開き直しましょう)

sffを新規に保存する時、ファイルの位置を指定すると強制終了することがあります。

・パレットを編集する際にパレットの右下をクリックすると強制終了することがあります。

・パレットを編集する際にグラデーションを選択すると強制終了することがあります。

・パレットの範囲選択でカーソルの可変を行える状態にしたままグラデーションを掛けるとパレットが変色します。

AIRファイル部門

airファイルの編集画面で「angledrawテスト」のサイズ可変を有効にした状態でオニオンスキンを使うとエラーが起きて強制終了します。長時間SAEを起動しているとほぼ確実に起こります。

airファイルのclsnコピーで貼り付けを行う際コピーしたフレームの1個前の判定がコピーされることがあります

airファイルでアニメの再生を行ったままスプライトの編集をすると「コマが切り替わる瞬間」に操作が効かなくなります(例えばひとコマ2fで10枚組のアニメがあるなら2fごとに操作が効かなくなります)

SNDファイル部門

・sndにデカイ容量のファイルを入れると落ちる+落ちなかった時にそれを保存するとsndが読み込めなくなる(復旧は不可能です、バックアップを取っておきましょう)