「デスノートに名前が書き込まれ
死ぬ事を避ける為に故意に4度名前を書き間違えて書くと、
書き込んだ人間は死ぬ。」
このルールは他と比べると少し異質で、ノート無効化ルールを悪用した奴がいた可能性がある。
ルールの傾向として無効化系は「効力を発揮しない(だけ)」と「(効果によらず)違反者が死ぬ」の二つがある。
前者の例はこれ
他は地上界で効力を発揮するノートの数、他人を巻き込む死に方についての処理(抜け穴あり)、デスノートが効かない年齢など
特に「他人を巻き込む死に方について」は過去に抜け穴を悪用された実例(実写版)があるので何らかの罰があってもおかしくないが全くないし新設もされなかった
ノート売買ルールに関しては死神大王がキレながら決めたので
「売買などの手段により人間へ譲渡されたノートは、効力を発揮しない」
とかじゃなくて
「売買に関わったやつどっちも許さん!死ね!」
って感じのルールになるのは納得。
今回はアメリカ大統領が「持ってないけど持ってることにする」という方針にしたので目的自体は果たされてるし死亡するルール自体はあまり意味を成していない。
金あるいはノートを受け取るまで猶予がある時にルールの存在を教えることで、売買に関わらないならまだ許すよという大王なりの慈悲だと思われる。
でも理不尽オブ理不尽
リュークは(多分リンゴ賄賂のおかげで)怒られるだけで済んだけど偽ルール追加とかもワンチャン死神大王にキレられて月くん死んでたよな…と思うと本編は色々幸運すぎる
売買ルールは明確に事例があった上で設けられたが、予め用意されていたノート無効化ルールにおいても何故か死を伴う罰則が取り決められており
「4度間違えて書くと名前を書かれた人間はデスノートで死ななくなる。が、故意に名前を書き間違えて書いた場合は書き間違えた回数に加算されない。」
とかで事足りると思うと少々異質に思える。
渋井丸拓男の名前を書くシーン
よく「無効化ルール」の考察で槍玉に上がるシーン
故意に、というのが少々厄介で「死神を殺すためのルール(レムを殺した時に使ったルール)」のように「対象に好意を抱いて行う」とかではなく意図的に行っていればどんな状況であろうとこの罰則は適用されてしまう。
Lを殺しに行くレム
実際「好意を抱く」の条件がないと誰かが死んで他の人の寿命が伸びる事例はまぁまぁあると思うので妥当
刺されて死ぬはずだった人間の寿命を偶然「数分後にそいつを刺すはずだった人間」の名前を書いてしまい延ばしてしまったという事例(ミサに恋しないジェラス生存ルート)や、
そもそも本編で見える範囲でも月くんの死で寿命が伸びたSPK、日本警察、犯罪者などリュークによって意図せず生かされた人間は多い
例えば、名前は分かっているが難易度の高い漢字故に書き間違いなどでたまたま4回以上書き間違えた上で正しい名前を書けたなどして「ノートが効かない人間がいる」ということに気づく可能性がある。
月くんなら4回も書き間違えないだろうがミサミサなら1回くらいはありそうだしミサのノートを見て月くんがその事例に気づくシチュエーションは十分にあり得る。
そうして書き間違えによるノート無効化が存在するのではないかと考え、真っ先に自分で試すのは危険なのでまずは適当な犯罪者を意図的に4回名前を書き間違えた上で正しい名前を書く検証を行うのではないだろうか。
これがノートによる死を回避する目的で行っていると判断されれば、その検証を始めた瞬間月くんが死にヘタしたらL編中盤か冒頭ぐらいで話が終わる。
Lと同じように死刑囚を利用し「デスノートを使わずともいずれ死刑により勝手に死ぬ」ことが確定していれば尚のこと「(被検体が)デスノートで死ぬ事を避ける為に4回名前を書き間違えて書く」という意図で行っていると判断されるだろう。
実際本編では、偽名により明らかに違う名前を書いたら効果がないことは知る機会があったように
ミドルネームを省略しても効果があった「リンド・L・テイラー」、たまたま(Lが意図的にやらせた可能性はあるが)名前を間違って報道され死を免れた犯罪者、一部カタカナ表記の名前などデスノートの具体的な効力を検証したくなる機会は結構多くあった。
南空ナオミを始末するシーン
本編で数少ない、名前にカタカナが入る日本人なのでここがきっかけで「その辺の犯罪者を(半ばダメ元で)ひらがな、カタカナ、ローマ字、澤→沢などの表記違い」で書いたらどうなるか?は試しそう
そもそも4度書き間違えられるとデスノートが無効になる
というルール自体存在意義が不明であり(ロマンはあるが)、
好き勝手にルール変更できてかつ悪用されたくないならノート無効化ルール自体無くすか、「故意にやった場合は書き間違えにカウントしない」
とでもすればいいにも関わらずわざわざ死を罰則にするルールの非合理性、違反者への過剰な罰、そして書かれた側ではなく書いた側への罰則しか決められていないというのは
過去に「死の罰則を抑止力とし、ノート使用者にそれを突きつけることで悪用を防ぐ必要がある」という場面が存在しなければこうはならないだろう。
(家族や仲間、国民など大勢に対し無断でノート耐性を付けようとした者がいたか、
死神を敵対視して無効化ルールの悪用以外にも様々な死神対策を行おうとしていた者がいたか)
以上により無効化ルールに関しては何者かがAキラ編のようにノートを悪用して死神大王を怒らせてしまった結果追加されたルールの可能性がある。